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[5255-一般質問](2019/06/12(Wed.) )
代表質問に引き続き、今日は一般質問。
各会派代表の皆さんが順番に区長に質問。
我が会派は新人区議3人でした。

前に「作家・伊集院静氏」のインタビューをラジオで聞いたことがあるのですが、
大して売れない本を書く小説家が万といる現状について、非常に興味深い話をしていました。
彼曰く・・・
『自分みたいな作家が次々と本を出すのは、百年に一度出るから出ないかの
歴史的な小説家の誕生までの繋ぎなんです。たとえば、夏目漱石とか司馬遼太郎とかねえ・・・。』
なるほど、謙虚な言葉の中にも、歴史を紡ぐ偉大な小説家の狭間で、実は普通の作家が文壇を支えている事を知ります。
まあ、つまり、普通の社会だって、平凡に生きる我々一般人こそが、「歴史上の偉人」に連鎖する立役者なのです。

なんで、こんな事を書いたのかというと・・・
実は先日、私の事務所に時々立ち寄ってくれる中学生に頼まれて、彼の宿題の数学問題を解いた時、
数学の世界においても伊集院氏と同じようなことが頭に浮かんだからなのです。

私は中学校受験の経験のせいか、何より数学、特に図形問題が大好きなのですが。
それゆえ、中学生が私に頼んだ宿題も「三角形の合同」という図形問題だったのです。
久々に図形問題に直面し、実に懐かしく、楽しい時間となりました。
そして、数学の問題を解きながら、ふと、前述の伊集院静氏と同じような事を思ったのです。。。

考えてみれば、ユークリッドの幾何学だって、ユークリッドの時代には、
三角形の合同だとか円周角が等しいだとか、それが世の何に役立つのかも考えずに数学をしていたわけで。
その後、2000年近くも経過した頃に、ニュートンがユークリッドの幾何学を天文学等に応用して、
人間は初めて、ユークリッドの幾何学が人類の発展に重要に関わり合っていることを知ったのです。
つまり、世間で言われるとおり、ニュートンの微分積分の基礎は、すべてユークリッド時代のものなのです。
そうやって考えていくと、「ユークリッド」と「ニュートン」の間に生きた数学者達は、皆が繋ぎなわけで。
人類の『集合知の発達』には、天才と天才の狭間を生きる凡人が一番貢献しているのだと痛感します。

なんか、訳の分からい事を徒然と書きましたが・・・政治、民主主義も同じなんでしょうねえ。


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