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[5251-子供達の自立支援を考える](2019/06/05(Wed.))

大学時代にお手伝いしていた児童養護施設の関係で「子供たちの自立支援策充実」の勉強会に出席しました。
今、親の虐待や困窮、死を越え、ひとり立ちしようという子供たちの社会問題が山積しています。

たとえば、施設で暮らす子どもたちは、児童福祉法により原則として18歳、
多くは高校卒業とともに退所を迫られるのが現状ですが。
親に頼れず、公的な支援もほとんどない中、自立には困難がつきまとうのが現実です。
都児童福祉入所施設協議会の調査では、施設を出て1年以内に転職するか無職になる子どもは半数に上ります。
困窮し食べることもままならなくなったり、お金の管理や自炊に戸惑ったりと、生きていくのに苦闘しているのです。
虐待などで大人への不信を抱いている子どもも多く、対人関係に苦労も大きいのです。
そこで、20歳になるまで施設などで過ごせるようにできないか問う意見も多数あるのですが。
厚生労働省の専門委員会が検討し、今国会に提出した児童福祉法改正案には、その規定が盛り込まれませんでした。

一方、一時保護中に施設に入れる対象は20歳未満に拡大します。
共同生活による支援施設「自立援助ホーム」も22歳の年度末までの学生を対象に加えましたが、
施設数が少なく利用者は限られます。子どもたちの厳しい現状をみれば、さらなる支援充実の必要性は明らかです。
周りの人に助けてもらいながら社会とつながります。
信頼できる大人と出会う。働くこと、自分に合う仕事を考える。
そんな機会をつくるのが目的です。
これらは、子どもたちに対する社会の理解にもつながっているのです。
しかし、これらは支援策の一つでしかなく。
人と関わって相談できる力やお金の管理、食事作りなどを身につけられるよう、施設での養育に工夫も必要かと。
また、施設を出た子どもが困ったとき、相談に乗り、支える仕組みも求められるわけで。
親に代わって社会で育てる子どもたちが、自立して生きていけるよう育み、支えるのが社会の責務と痛感します。

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