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[5241-英語教育の在り方](週末独り言(2月第4週) )

前に日記に書いたのですが、再度、「語学教育の是非」について書いてみたいと思います。
今年も永田町で「今後の公立小中学校の語学教育」についての勉強会があったので行ってきました。
2014年12月に文部科学省が公表した『グローバル化に対応した英語教育改革実施計画』を端緒に、
一昨年2月から有識者会議では審議が進み、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つの技能について、
外部評価ができる資格検定試験を大学入試などに導入することが決まったそうな。
新聞などで、「大学入試にTOEIC等を活用する」と記事が出ていたので、御存じの方も多いと思います。
文部科学省の調査によると、2013年入試では、全国の約7600大学のうち、
206大学が推薦入試、142大学がAO入試、34大学が一般入試に活用(一部重複)。
ただ、4技能の資格試験を導入するに当たり、地方の高校との「教育格差」が生まれる恐れもあるため、
文科省はこうした問題を解決しながら、時間をかけて外部試験の導入を進める予定だといいます。
実は先日、黒門小学校のある保護者から、高校受験における語学勉強法などについて質問されました。
たまたま、その方の御子息が私の母校を受験されるということで、かなり突っ込んで聞かれたのですが。
正直、今の高校受験英語は私達の時代と隔世の感があり、その傾向と対策も複雑多岐に渡ります。
私の頃は、高校2年程度の英文法と基礎単語・熟語を習得すれば、ある程度は対応できたのですが。
今は正直、母校の教職員などから聞くと、上に書かれた4技能を平均的に維持していないと難しいと。
しかし、こうした文科省の英語教育における新しい取組みの話を聞くと、
我々の世代の「英語教育」とは何だったのかと、憤りさえ覚えますねえ。
一般的に相当な受験英語レベルを維持して高校に入学しても、大半の生徒が英会話が流暢ではないという現実。
英会話能力という観点で総括すると、今までの日本の英語教育なんて実践に何の役にも立ちませんからねえ。
実際、自分の経験から言っても、受験で相当に勉強した英語は未だに会話能力が乏しいのに、
社会人になって仕事で多用した広東語は、まともな文法教育も受けていないのに香港人と普通に会話できます。
もちろん、広東語のテレビニュースなどのヒヤリングもOKで。
やはり、語学は座学より実践だと痛感する次第です。
今後、地方議員としても、「読める受験英語」より「話せる日常英語」に重点を置き、
台東区教育政策における『実践語学の大切さ』を議会などでも発言していこうと考えております。
「人生充満酸甜苦辣」
人生はいろいろあるから楽しいのです。
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